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2010年12月15日水曜日

上棟まで、もうすぐです。

もうすぐ、入間市の店舗が上棟を迎えます。
建物が二等辺三角形の形をしているので、手刻みによる加工が大変だったようです。
そんな中棟梁が考えてくれた、仕口を紹介します。
二等辺三角形ともなると仕口の加工も複雑になり、かつ、角度による梁の断面欠損が大きくなってしまう部分がでできてしまいます。梁の断面欠損が大きくなると、構造上耐力が弱くなってしまうことですから、それは死活問題となってしまいます。そこで、断面欠損を最小限に抑えるため、仕口の加工を、写真の様に「先のすぼまった大蟻掛け」としてくれました。
確かに、受ける方の梁の梁幅に対する断面欠損が「大入れ蟻掛け」等に比べても少なくなりそうです。梁成(高さ)は仕口以外の部分はしっかりそのまま残るので、断面二次モーメント(難しい~!!)からいっても、強度もしっかり確保されそうな感じがします。先がすぼまっているおかげで、上から荷重が掛かってもまず抜けてしまうことも無いですし、材料同士の摩擦力にも期待できるのではないかと思います。

上棟は、12/21に決まりました!いよいよです!まずは、皆、怪我のないように上棟できればと思います。その日は晴れてほしいぁ。。

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