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2011年2月19日土曜日

スケッチでプレゼン(ト)すること。

桶川の家では、プランの検討時、建て主さんが1階のファミリールームのレイアウトをどちらにした方が良いのか悩まれた時に、検討資料として、2パターンのスケッチをプレゼンしてみました。

その実際の現場の写真と、その時書いたスケッチを、アップしてみたいと思います!

現場はこんな感じ。

キッチンとタタミコーナーを家族の間の隅からみた風景です。(広角カメラほしぃ~!!)

1パターン目は、よくある、ダイニングとキッチンが対面となっているタイプです。
「やっはり、対面キッチンがいいなぁ~」という事でダイニングと対面式にしましたが、見てもらうとわかる様に、タタミコーナーの一部がキッチンへの通路として取られ、狭くなってしまう事がわかると思います。
そこで「ゴロ寝」したいというと、ちょっと狭いですよね。



そこで、2枚目。

オススメプランとして、タタミコーナーと対面キッチンとしたパターンを提案してみました。

ご希望のダイニングとキッチンとの対面式は違いますが、なぜ、こちらを勧めたかと言いますと・・・

打合せで、奥さんとのなんとなくの会話から、「子供が生まれた時に、目に届く所に寝かせたい。」
そんな言葉をちょっと耳にしたので、「いつも(奥さんが)居る場所から、子供をいつも見守ってあげられる間取り」としてキッチンとタタミコーナーが対面式になっているプランを提案してみました!

それだけでなく、
この案にしたら、タタミコーナーが広く取れて、親子でゴロ寝できますよ。だとか、
対面じゃなくても、これだけオープンなら、ダイニングと全然コミュニケーションとれそうでしょ?だとか
オムツなど赤ちゃんの物を仕舞える収納がタタミコーナーにできますよ。等々

自分達の生活に置き換えた時に、想像しやすいことをスケッチを使いながらご説明し、結果、このオススメプランで決定することができました!m(__)m(ありがとうございます!!)

建て主さんの要望を全て取り入れる事がいい案につながるという訳ではなく、他によりいい案があれば積極的に提案してあげることが大事であって、我々設計者に期待する所だと思います。
勿論、設計者の我を通すのではく、あくまでも施主の希望のプランがありきで、こうするともっと良くなりますよ。といったスタンスで進めることが大事なんじゃないかと思います。(*^_^*)

また、家造りを考えられている皆様も、プランの説明を受けても、どうしても平面図だけでは、想像つきづらい部分が正直ありますよね。そんな皆様の思いを少しは解消したいと思い、自分は手書きでスケッチを描くようにしています。

今はCGで、立体的に色々な方向から見ることができるソフトが色々とありますが、リアルですごくきれいだとは思うのですが、どうしても冷たく、堅い感じがして好きになれないんです(汗;)温かさや人間味がないというか・・・

だからと言って手書きがすべてそれらを満たしてくれているとは全然思いませんが、
自分は、多少時間が掛かっても、建て主さんに絵を「プレゼン(ト)」するという思いを変えず、これからも「手書き」で地道にやっていきたいと思っています。(^^)



1 件のコメント:

  1. こんにちは
    とがさちです!

    スケッチいいですねぇ~。
    以前、ブログでスケッチの記事ありましたよね?手描きの方が温かみありますよ!絶対に^^。
    私も、小野さんに一枚描いてもらいました。色つきではありませんでしたが、イメージしやすかったです。
    色は自分で塗ろうかと・・・(笑)

    本橋さんの仰る通り、素人の私達は平面しか分からないんです。なので、このように立体的な画を描いていただけると
    とっても、分かりやすいですよね。

    上のプランいいですね~。やはり小さなお子さんがいらっしゃるパパさんだからからこそ、思いつくプランだと思います。
    赤ちゃんが居たら絶対に、お昼寝スペース必要ですよね。
    安心して家事が出来そうです。
    将来、介護とかしやすそう。

    我家はキッチンから見える位置にデスクコーナーを設けてもらいました。^^。教科書を置くスペースで今悩み中。


    しかし、色々な方の設計図やお家を見ると全部取り入れたくなりますね。

    これからも素敵な手書き描きつづけてくださいね。

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