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2011年8月15日月曜日

手摺をすっきりみせるコツ。

吹抜けがある住まいには、その周りに手摺をまわすことになりますが
nico設計室の手摺の納まりについてちょっとご紹介。















基本的にnico設計室では、高さをH=90CMのヨコ格子型を多く採用しております。

<良く、建築基準法で手摺高さをH=1.1Mしななければならないと言われていますが、実は、建令117条により木造2階建ての手摺については、適用されないんですよ(^^)/専門家でさえも勘違いしてしまう部分でもあります。。>

かと言って、低すぎて安全性がないと困るので、圧迫感のない様、大体オヘソの辺りに手摺の頭がくるように床からの高さをH=90CMとして設計しています。

全て造作で大工さんが削って付けるので、

タテ格子に比べて
・取付本数が少なくすむ事
・デザイン的にタテ格子だと野暮ったさがある事
・空間がタテに伸びる吹き抜けに、アクセントとしてヨコ格子のヨコラインで空間を締める(わかりづらい汗;??)

そんな理由で採用しています。

そこで、小さいお子さんをお持ちの方が懸念されることとして、格子を使って登ってしまうんじゃないかということではないでしょうか?

そんな方には、柱と柱の間に透明なアクリル板や網を一時的に設置してもらう方向で対応しております。

ホント、子供が小さい時は予期せぬ行動をとりますもんね!



専門家の方だとわかると思いますが、ヨコ格子だと入り隅の角の部分の納まりが難しくなります。

そこで、こんな感じで納める形をとりました。
















角の柱を少し寄せて、ヨコ格子をお互いに半分づづ欠いて重ね合わせ、一本にみせるようにしました。

大工泣かせではありますが、手摺をスッキリと見せる為に設計者として譲れなかった部分でもあります。

小さなことではありますが、こうした積み重ねが、空間をスッキリと見せるコツとなるんです(^^)/

それをやってくれる高い技術をもった職人さんと付き合わせてもらっていてホント感謝です。。

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