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2012年7月19日木曜日

実はこんな物件も設計しているんです・・・。

nico設計室では主に注文住宅の設計をメインとしていますが、
またには住宅以外の仕事もしています。

今回、設計したのが・・・

『農業用倉庫』

今日はその完了検査の立会いに行ってきました。















「倉庫じゃ設計簡単ですね」って声が聞こえて来そうですが、
侮るなかれ、意外や意外、設計だけでなく役所との事前協議が面倒だったりするのです。
用途地域内・外によって提出する書類が違う事や
農家の倉庫なので、母屋のある大きな敷地の一角に建つケースが多く、
付属建物の在り方や特殊建築物の扱いになるかならないか等
色々と確認申請を提出する前に役所の担当課と協議する事が結構あるのです。

このようなケースで、役所にいって一番最初に「どのような用途の建物を建てるんですか?」と聞かれた場合、
単に「トラックやトラクター等の車を入れとく車庫です。」ではなく
「農家なので、収穫した野菜を保管・仕分けに使う為の倉庫です。」と言う事。

それはなぜか?

「自動車車庫」や単に「倉庫」ですと建築基準法上「特殊建築物」にあたり、内部を不燃材の仕上げで囲わなければならなかったり色々と制約がでます。つまり、お金も掛かってしまいます。

お施主さんにとっては言葉が過ぎたら申し訳ないですが「倉庫」ごときに余計なお金をかけたくない。と言うのが心情かと思います。

そこを農家住宅に付属する「農業用倉庫」とすれば上記の規定もなく、スムーズに進めることができました。
この様な建物でも「建て主さんの思いをちゃんと汲んでそれにあった方法で形にしてあげること」が大事ですよね。
そこら辺は、注文住宅と何ら変わりませんよね(^^)

※あくまでも農家の「倉庫」としてなので、一般住宅の倉庫や自動車車庫については当てはまりません。
 また、地域により審査が異なるかも知れません。各市担当課と別途協議される事をお勧めします。



おかげさまで倉庫の完了検査も無事合格し、その足で今週末完成見学会を行う物件の状況確認に行って来ました。















ただいま外構工事真っ最中!
この日の最高気温は35.1という今年初めての「猛暑日」!!
ジッとしてても汗がでてくるのにもかかわらず、この暑さの中、職人さん達は黙々と作業をこなしてくれています。
自分達の仕事は職人さんが居て成り立つ仕事。ホント頭が下がります。ありがとうございます。m(__)m

完成見学会の日は若干外構工事が残ってしまうようです。
お越し下さる方、お足もとが悪い場所があるかも知れません。何卒ご了承ください。


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